「建設業人材育成支援事業」をご存じですか?これは文字通り、明日を担う建設業従事者を育成するために、厚生労働省が実施している事業です。実施主体は「建設業人材育成支援センター」。東京土建(従事者団体)と教育委員会で構成します。対象は小学生以上で、木工教室や職場体験事業などを実施します。
2月19日(火)、1時間目から5時間目まで、中野区立江古田小学校でこれを実施。学校側から「サンキューえごた」と名付けられた取り組みで、卒業制作の一環として、6年生が花壇の柵を作ることになりました。
まずは「道具」。のこぎり、かなづちなどの使い方、注意を学びます。そしてさっそく板を切り、木枠に取り付けていきます。クギが曲がったり、取り付ける場所が違ったりといったアクシデントもありながら、なんとか終了。
次は「塗装」。ローラーを使って、自分が取り付けた板に色を塗ります。先生方は、別に用意した植木棚をハケで塗装。あらかじめ下塗りされていたおかげで、どれも見事に塗られました。
乾かす間、かんながけの体験講座。まずは講師の古川さん(南台分会)が軽くお手本。普段授業で使っている紙の、およそ1/3程度の薄さに削られたかんなくずを見て、そして触って感嘆の声。さらに削り込むと、かんなくずの薄さもさることながら、削られた柱の美肌(?)っぷりにも、「ツルツル!」と驚きの声が上がりました。
昼食をはさんで、いよいよクライマックス。花壇に柵を植え込んでいきます。地中に埋まったコンクリートが柱の埋設を邪魔をするなど、想定外のこともありましたが、大工さんをはじめ、スタッフ総出で対応。無事、時間内に完成しました。
雪の中、児童、先生、そして20人のスタッフと、全員が全力でがんばりました。機会があれば、ぜひ新しい柵と植木棚をご覧ください。そして、新年度、他校からも依頼があれば、可能な限り対応したいと思います。
最後に。「給食」、おいしかったです。ラーメンと揚餃子、パウンドケーキ(?)でしたが、量の多さにびっくり!さらに「6年生と同じ量ですよ!」と言われて2度びっくり!中年にはきつかったです。いい思い出になりました。