2月21日(金)、江古田小学校の6年生を対象に、建設業人材育成支援事業を実施。児童34人が参加しました。
1時間目は開校式。主催者として高橋副委員長が挨拶し、続いて鈴木学校長、田辺教育長からご挨拶。古川さん(南台分会・大工)が、道具の使い方や木の基礎知識などを講義しました。
2時間目はノコギリで材木を切る作業。差し金を使って採寸し切りましたが、これがなかなかひと苦労。協力してなんとか寸法通りに切ることができました。
3時間目はカンナがけの講義と体験。児童3人と校長先生が体験し、初めてながら、30ミクロンほどの厚みまで削ることができました。ちなみに古川さんは20ミクロンを切るほど。削った材木を手で触れると「スベスベ」「木のぬくもりがある」と、児童から驚嘆、絶賛の声が上がりました。
その後のげんのう(かなづち)を使って釘を打ちましたが、これが大苦戦。時間内に終わらず、4時間目に食い込みました。
塗装作業の基礎知識について吉田さん(松上)から講義があり、5時間目は塗装作業。ローラーとハケを使い、ていねいに仕上げました。
閉校式では「大工さん以外になりたかった職業は?」「仕事で一番気をつけていることは?」といった児童からの質問に、スタッフとして参加した組合員が「プロの顔」で答えていました。苦労のかいあって、下駄箱のクラス札、下級生用の踏み台という、すばらしいものができました。あとで仕上げをして、もうすぐ下級生たちにお披露目するそうです。